【ミニ四駆】【←あってる?】放電できる電圧計つくってみたハナシ
どうも、最近何冊か本を読んで、刺激を頂いたシメイです。
ツイッターでなまら反響頂いた電圧計の記事です。
長いです
経緯(無駄なので読み飛ばしてください)
あれは去年の冬ごろかな?
ミニ四駆コース「元気っ子さん」のステチャンに参加した際、
(なぜか)ARの駆動がバチギマリ(フラットコースだったんですけどね、3.7:1ギアでも速度負けしない)で優勝ワンチャンありそうだったのにコースアウトしてまけちゃったんですよ。
そこで、某両軸チームの○ン○マ○様から、
「REAKTOR(放電できる機器)を持ってんなら、あとは電圧見れるようにして調整しろよw」的なアドバイスをいただきまして、
あぁ、テスター買わなきゃなぁと思ったんです。
はぴすまのポイントレースでも電圧調整したかったですしね…
ただ、私の持ってる電圧計はリアクターだけ(一度に2本しか充放電できない)なので、1セット充電してる間にもう1セットの放電をすることはできないんす…絶望…
試作してみた
放電できる電圧計。とりあえず機能するとこまではできむした。ねむい。 pic.twitter.com/EArfTiVX35
— シメイ (@chimay_rovering) 2017年4月10日
やたら反響頂きました。以上。
使い方というかスペックというかの絵。
上図の通りです。
ただの電圧計ではなく、放電(電圧を垂らす)機能をつけてみました。
速度調整やバッテリ管理ができるのでレースで活躍するらしい。
らしい、というのも最近は自分のミニ四駆が全くできてなかったので。
…実証が不十分ですんません。
量産(プリント基板化)
依頼を受け、何台か作ることに。
ユニバーサル基板だと1台の組み立てが4時間以上かかるのできつかったです。
なので徐々に、プリント基板化を検討するようになりました。
そこで、プリント基板を設計するのですが仕事(8ー20時の間勤務)が終わって帰宅して27時くらいまでコイツの製図、という
そんな廃生活をしてたら、
気づいたら製図終わって基板工場に注文を入れてました( ´∀` )
気が向いたので五台ほど量産してみました。動作テスト用とよーちゃんさんと、あと居るか知らんけど買ってくれる人いたら渡そうかなぁと思います。 pic.twitter.com/lws41HL9tV
— シメイ (@chimay_rovering) 2017年6月15日
ただ価格がやっぱり合わない。
ろくに工賃取れるとも思ってなかったのですが、
これまで試作に使った部品とかもろもろ合わせると、
部品原価だけで余裕の赤字でした。
私が電気の勉強のため、中卒後から大学院まで借りた、奨学金(ロータスエリーゼ新車くらい万円)の返済がきついのでちょっとでも儲かればと思ってたんですが、現実は厳しい。ほんと厳しい。
7台目が売れたあたりからやっと、今までの、これ用にした買い物代(部品代のみ。設計及び製作の人件費や移動費、梱包材や、ハンダなど消耗品代は含まず)が回収できた感じです。
補償というか免責
まず、以前に電安法について指摘を受けていたらしいのですが、直流入力の機器なので電安法の適用対象外ですのでソコの問題はありませんという認識でやってます。
というか、あくまで趣味の品です。
買い切り保証なし。ノークレームノーリターンの自己責任でお願いします。
ただ、同じ趣味をもった仲間同士、付き合いは大事にしたいとは思っているので、故障の際は個別に相談して下さい。
誠意の範囲でやらせていただきますが、なんでも無料対応は難しいです。ほんとすんません。
これからのこと
外野の方から、「儲かってんでしょ?」「原価いくら?」って聞かれるんですがまじで勘弁してください。
部品原価的にも儲かってないし、俺は自分の脳ミソに数百万投資(奨学金)して電気系覚えてる以上、こと電気回路に関しては、時間単価高めの人種ですしヒイコラ吠えながら返済している最中です。
ソコ含めると、採算等まったく合っていません。
現在10台位お譲りさせていただきましたが、そこまではわりと勉強要素も多く楽しめておりました。購入いただいた方々には本当に感謝しております。
お客様視点からすれば、いくら小ロット生産といえど割高でしょう。テスターが2000円で買え、REAKTORが8000円で買える時代に、これをこの値段で買ってくれる方がいらっしゃるのかと思うと、価値を見出していただけているのかと思うと、、、、自分の創造したものに、そのポジショニングに共感してくれていることに対し、本当に感動しました。
周囲の方からは、「企画、マーケティング、設計、製作、量産、販売と手広くやってるし何より楽しそうね」と褒めていただけ鼻高々でした。
何より、お客様から頂く感謝のお言葉やアドバイス、本当に勉強になりましたし糧になっています。本職だけでは味わえない、ミニ四駆だけでは味わえない体験をさせていただき感謝感謝です。
ただ、同じ回路をこれ以上作るのはちょっと…技術的な面白さがなくなり、採算面のツラさが増えてく感じです。
しばらくは、
「知り合いに頼まれたら作るかも。」程度でおねがいいたします。
また時間がたったら新回路やらのモノづくりもやりたいですが。
しばらくは本職と自分のミニ四駆を頑張らせてほしいなって感じです。
あぁ、なんかめっちゃ気落ちしてるの記事に出ちゃったな。
リフレッシュの為にキャンプいったんでその記事でも次書くかぁ。
ではまた。